アイワ株を16年間、塩漬けした男の末路
むかしむかし、アイワという会社がありました。
オーディオ機器で一時代を築いた企業なのですが、経営難から2002年にソニーの完全子会社にされています。
そのとき、ソニー株1株につき、アイワ株0.049株が割り当てられました。
なんて不利な条件なんだ!と憤慨し、アイワ株をそのまま塩漬けにした人がいました。
私です。
単元未満株を与えられ
早いもので、アイワ消滅から16年。
中途半端な単元未満株を与えられた私は、いまだに旧アイワ株に相当するソニー株を、塩漬けにしています。
いま思えば、吸収合併が発表された後、上場廃止になるまでの間に、さっさとアイワ株を売ってしまえばよかった話です。
売らなかったのは、アイワ株で含み損が生じていたため。損失を確定したくなくて、単元未満株を受け取ることにしたんですね。
その結果、売りにくくなって、今にいたるまで塩漬けです。
9株。16年。
単元未満株は、時価6,700円ほどです。
そのほか、単元株として300株ほど塩漬けです。
墓場まで持っていく
一般口座です。買値もよくわからなくなり、売ったときにいくら損失計上すればいいのかもよくわかりません。
それも面倒で、放置しています。
少なくとも単元未満部分に関しては、もう売ることもないと思います。
墓場まで持っていきます。
アイワ株。買ったときには、こんな末路になるとは思わなかった。