どうやら日本株は下落トレンドに入りそうだ
2018年1月に24,124円のピークを付けた日本株。
どうやら、下落トレンドに入りそうです。
いろんな見方はあると思いますが、25,000円を安倍政権で迎えることはできないのではないか、という気がしてきました。
安倍政権が不安定に
森友問題が、再び沸騰してきました。
この後どう展開するか、わかりません。
ただ、公文書改竄疑惑で朝日が勝利しそうなので、安倍政権にはしばらく逆風ですね。
内閣総辞職とはならないでしょうが、麻生財務大臣の去就で揺れるでしょう。
麻生財務相が辞めなければ、国会審議は空転します。支持率も急減するでしょう。
しかし、財務相が辞めれば辞めたで、政権が求心力を失います。
「死者」はカゲを落とす
それと、森友問題で、死者が出てしまった、という点も見逃せません。
死亡したのは、政権とは直接関係ないノンキャリアの官僚ではありますが、死ななくてもいい人が死んでしまった。
大変不幸です。
「死」はとても重いことで、このことは、政権にカゲを落とすことになると思います。
政権不安定で株は上がらない
安倍政権の行く末はわかりませんが、政権が不安定になることは避けられないでしょう。不安定な政権下では、株価は上がりません。
そうでなくても、アベノミクスには限界感が出てきていました。
「これ以上日本株は上がらないのではないか」と考える人が増えれば増えるほど、株価は戻り売りをこなしながら、徐々に上値を切り下げていくでしょう。
これは、1990年のバブル崩壊後、私たちがさんざん見てきた光景です。
2012年を最後に、株価は大きな下落局面を迎えずに値上がりしてきましたので、この光景を忘れがちになりますが、
思い出してみましょう。
株が上がり続けることなんて、ないんです。
悲観はしてない
私はというと、しばらくは国内株投資は控えめにして、新規資金は国内リートや米国株にシフトしていきます。
持ち株を売ることはありません。
しかし、ナンピンは危険すぎるのでやめておきます。
日本株の調整局面は、歓迎すべきことで、悲観はしていません。
投資のチャンスが増えるわけですから。
こう考えている人は少なくないと思いますので、大きな調整になっても、底が抜ける可能性は低いと思います。
2016年の安値水準である15,000円までで収まることでしょう。
逆にいうと、そのくらいまでの下落は想定してるわけですが。
そんなに下がらないといいですね。
しばらく調整して、4-5%程度の高配当株が増えてくれることを祈りましょう。