FXを全決済したことについて
為替相場が荒れています。一時1ドルが104円近辺まで下がり、1ユーロは117円台を付けました。年末年始の相場は荒れやすいですが、円高トレンドが鮮明になってきました。
1ドル104円近くまで下落したのは、1月3日の午前7時30分すぎ。同じ頃に、1ユーロが117円台を付けました。
108.80円付近から、ものの十数分で104.008円まで達し、その後107円台半ばまで戻しました。十数分で5円近い円高に振れるのですから、恐ろしい。ユーロは123円台から、117円台まで、6円も円高に振れていますから、もっと恐ろしい。
年末年始の日本時間の早朝は、取引がきわめて少ないので、こうした極端な振れ方をすることは珍しくありません。
ですので、年末年始はポジションを軽くしている人が多いとは思いますが、強制ロスカットを食らった人もいるでしょうね。
私はというと、去年の8月に、為替相場の異変を感じて全決済しています。
このとき以来、FXはほんのお遊び程度しかしておらず、ほとんどノーポジ状態でした。
ですので、今回の急激な円高では、利益も損失もありません。
私のFXの投資方針は、以下に書きました。
簡単にいうと順張りです。
昨年の私のFXはロング主体でした。上半期はそれが順張りで、それでそこそこ巧くいっていたのですが、8月のトルコショックの円高時に利益をはき出しました。そこで「潮目が変わったかな」と思って手じまったのです。
その後、9月~10月に円安に振れましたので、できることなら8月に全決済せずに、9月10月まで持ち越した方が、利益が大きかったと思います。
ただ、12月以降の円高トレンドと、年末年始の極端な相場を見るにつけ、やはり8月に全決済したのは正しかったと、安堵しています。8月の円高は、潮目が変わったサインだったと、私には感じられました。
もし、ポジを年末まで持ち越していたら、この12月から1月の円高トレンドで、かなりの損失を被っていたはずです。
ですので、8月に全決済しておいて、よかったと思います。
為替は、自分なりの相場観に確信を持てる時以外は、ポジションを膨らますべきではない、と再認識しました。
理想をいえば、10月に全決済するのが一番の正解だったのですが、FXにおいて、完全な正解を追い求めることなどできませんので、仕方ありません。為替は本当に、手堅くやらないと、痛い目に遭います。
さて、為替相場は明確な円高トレンドを示してきました。これから手がけるなら、円高ポジションを基本にすべきだと思います。
とはいえ、素人がショートで利益を得るのはなかなか難しいです。
なので、しばらくは腰が引けたポジションで、スワップの小さいユーロ円を相手に、ちびちび遊ぶ程度にしておきます。