リーマンパッカーが50歳でセミリタイアを目指す

妻子ありでセミリタイア。高配当株、ETF、米国株、FXなどに投資しつつ、ネット副業で暮らすことを目標とするブログ。

FXが株式より優れている点

FXイメージ

FXというと、丁半博打みたいにこき下ろす人が居ます。でも、FXが株式投資より優れている点もあると思います。その理由について書いてみます。

為替の予想は難しい

どんな投資にも、必勝法はありません。それでも、FXは、株式投資に比べたら、素人が利益を得やすい側面もあると思います。

その理由は、為替を予想するのは株よりもはるかに難しく、プロでもなかなか当たらないからです。

 

試しに新聞で「今週の為替」などのコラムを監視してみてください。まあ、当たらないですから。あるいは、すごく「当たりのレンジ」を広く取っているか。「今週は111円~114円の間の値動き」とか、そんだけ広く守備範囲取ってれば、そりゃ外れないだろうと。

専門家でも、この程度の予想しかできないのか、とよくわかります。要するに、素人でもプロでも、FXなら、情報において似たような条件で戦えるから、素人にも勝ち目があるのではないか、と思うわけです。

 

このことは、FXは投機性が強いことを意味します。言い換えれば博打性の要素が強いのです。

しかし、すべて運任せではありませんので、博打とは違います。きちんとした判断をすれば、それなりの勝率を得られる投機だと思います。

インサイダー取引が存在しない

次に、為替が個別株より優れていると思うポイントは、インサイダー取引がほとんど存在しない、という点です。

 

個別株のインサイダー取引は、罰せられるような事件は少ないですが、実際はかなり多いと思います。

法令に引っかかるインサイダー取引でないにしても、株式投資では、企業に関するちょっとした内部情報を知ったことで儲ける人が確実に存在します。その点で、内部情報に接することのできない個人投資家は不利です。

 

一方、為替に関するインサイダー情報を得られる人は、プロでもほとんどいません。というか、相場に大きなインパクトを与えるほどのインサイダー情報自体、あまり存在しないと思います。

この点でも為替は株より平等に思えます。

長期投資には向かない

ただ、株式投資に比べて難しいのは、為替は成長しない、という点です。

株式投資は、株を長く持っていれば配当金が入りつづけます。

加えて、まともな企業なら長期的には成長することが多いので、長期投資が可能です。企業が成長して時価総額が増えていけば、株主全員が利益を得ることだってあります。

 

一方、為替は、長期的に成長していくものではありません。つねにゼロサムゲームで、参加者全員が得をすることはありません。売り買いの方向を間違えれば、着実に損をしていきます。

金利通貨を買えば、長期保有することで、スワップ収入が得られます。しかし、スワップ収入は為替の変動リスクに比べればはるかに少ないので、積極的に狙いにいくものではありません。

したがって、FXは長期投資に向きません。

長期と短期でお金を分ける

株式は、長期的にはその企業のファンダメンタルによって価値が上下します。したがって、間違った企業に投資さえしなければ、利益を生む可能性が高くなります。長期投資なら、少々のインサイダー取引があったところで、ほとんど影響を受けません。

一方、株の短期売買で利益を上げ続けるのは、かなり難しいと思います。トラップが多すぎます。

そう考えると、短期投資はFX、長期投資は株式、と分けてお金を投じるのが正しい戦略に思えます。

肝心なポイントは、レバレッジをかけすぎないことです。これはFXでも株式でも同じです。高レバは身の破滅を招きます。

そして、日々為替のニュースに触れて、判断力を養うことも大切です。

FXで漫然と売り買いしていると、いずれ負けます。このへんについては、そのうち書きます。