小学校の同窓生に先を越された
小学校の同級生から、1枚のはがきが舞い込みました。
いわく、「退職しました」とのこと。
ああ、またセミリタイアで、先を越されてしまった。
年賀状交換25年
小学生の同級生とのつながりなんて、この年齢になったらほとんどありません。
ただ、その彼だけは、なぜか年賀状の交換が続いていました。
たしか、25歳くらいのときに同窓会があって、そのときに住所交換して、それ以来続いたのだと思います。
実際に会ったのもそれが最後なので、四半世紀にわたり、年賀状の交換を毎年行ってきたのです。すごいなあ。
最近の私は年賀状のリストラを進めていますが、唯一の小学校時代の知人なので、リストラ対象外にしていました。
両親が亡くなり
年賀状交換が続いたのは、彼がマメだから、でもあります。
私は何度か転居しており、転居のたびに年賀状が減ったのですが、彼は転居先にきちんと年賀状を送ってきました。
マメな彼は、自分の退職に関しても、きっちりはがきをくれました。
いわく「25年間勤務した会社を、8月いっぱいで退社します。永年ありがとうございました」と。
はがきには「父も亡くなり、身が軽くなったので出直します」というようなことが書かれていました。
たぶん母も亡くなり、父も亡くなった、ということなのでしょう。
彼は未婚です。
たしか兄弟がいたと思いますし、友人も多いタイプなので、天涯孤独というわけではありません。
しかし、もう、支えるべき身内もなくなり、これ以上働く必要もない、と悟ったのでしょうか。
うらやましい
妻子のいる私とは立場が違いますが、それでも、先を越された感があります。
きっとリア充な彼のこと、これから、充実したセミリタイア人生を歩むのだと思います。
うらやましい。
彼のセカンドステージに、幸あれ!