リーマンパッカーが50歳でセミリタイアを目指す

妻子ありでセミリタイア。高配当株、ETF、米国株、FXなどに投資しつつ、ネット副業で暮らすことを目標とするブログ。

「旅をお金に換える方法」を、改めて考える

旅とお金

旅をすることで、収入を得る。

つまり、「旅をお金に換える方法」が存在します。

昔は、そんな方法など、ほとんどなかったのですが、インターネットビジネスの発達で可能になりました。今回は、自分が経験したことも含めて、その方法について改めて考えてみます。

旅行記ブログを運営する

旅を直接的にお金に換える方法として、最もオーソドックスなのは旅行記ブログ」の運営です。

自分で旅をして、その旅行記を掲載する。そこに広告やアフィリエイトを貼ることで、収入を得ることができます。

旅好きならとても簡単な方法ですし、自分の旅日記を残すという観点からも、ぜひやっておきたい方法です。

 

逆に言えば、自分の旅行記を「フォートラベル」とか「トリップアドバイザー」に載せたりするのは、もったいないです。

 

というか、アホじゃないかと思います。

 

なぜなら、お金に換えることができる、あなたの貴重なコンテンツを、ネット業者にタダで提供することになるからです。

縁もゆかりもない企業に、無償労働で収益を献上しているようなものです。

 

自分の旅行記は、自分のブログに書き、自分の収益とする。これが基本でしょう。

実はたいしたカネにならない

と、書いといて恐縮ですが、じつは、私の経験からすると、旅行記をブログに書いても、たいした収益にはなりません。

ブログを収益化するには、大量のアクセスが必要ですが、素人が旅行記をブログに書いたところで、たいしたアクセスが集まらないからです。

 

よほどの筆力がある方ならともかく、旅行記を面白く書くのはかなり難しい上に、旅行記ブログは世の中に溢れているので、多くの集客は望めないのです。

そのため、旅行記ブログで大きな収益を得るのは、正直なところ、難しいです。

旅行記ブログで儲ける方法

ただし、多少の収益を得ることは可能です。

 

旅行記ブログの読者は、ほとんどが、そのエリアへの旅行を計画している人たちです。

ブログに書かれた土地に行こうとしている人が読者なのですから、そういう人に役立つ情報を載せ、そういう人をターゲットにしたアフィリエイトを載せれば、収益化ができます。

 

そのためには、実用的な情報をきっちり入れ込むことが大事です。

 

たとえばバスで旅をしたのなら、バスの時刻表を載せるとか、所要時間や乗り心地、注意点をしっかり書く。

観光地情報なら、そこが面白い場所だったかどうかなど。

主観的でいいので、読んだ人が役に立つ話をしっかり書けば、アクセスが増えます。

大儲けはできませんが、手堅く稼ぐことができるのが、旅行記ブログの長所です。

 

逆に、だらだらと「今日は何時に起きた。どこそこに行った。ごはんは何を食べた」と、自分の行動を羅列するようなブログだったら、アクセスは伸びません。

あなたが何時に起きてどこに行ったかなんて、誰も興味がないからです。

自己満足の旅行記はやめましょう

電子書籍を書く

文章力の腕前に自信があるのなら、ブログよりも電子書籍出版のほうが儲かるかもしれません。

書籍としてまとめるのは、ブログを書くより大変ですが、「読む人にお金を払ってもらう」というのは、気持ちがいいものです。

電子書籍Kindleダイレクトパブリッシングで出すことが可能です。よほど大ヒットしないと、大きな収益にはなりませんが、ブログより「やりがい」はあります。

 

電子書籍のポイントは、「しっかりした値段を付ける」ということ。

 

安値を付けたくなりますが、安い書籍は安物としかみてもらえません。

きちんとした内容で、しっかりした値段を付けましょう。

内容が薄いとレビューが炎上するかも知れませんが、それは仕方ありません。

旅行情報サイトを作る

ブログでなく、もっと本格的な旅行情報サイトを作ってしまう手もあります。

このときは、とにかく特化型であることが大事です。

バンコクの日本人バックパッカー向け情報サイト」とか、「キッチン付きドミトリーで作れる料理レシピ」とか、「パリの美術館徹底ガイド」とか、内容を絞りこむことで、特定キーワードで上位表示が可能になります。

 

「海外旅行の総合サイト」や、「バックパッカー旅行入門」といった、総花的なサイトを作ったところで、似たようなサイトはいっぱいあるので、上位表示は困難です。

労多くして収益の少ないサイトになってしまうでしょう。経験者は語る、です。

YouTuber

海外旅行YouTuberも、これからは伸びていくと思います。

私はやったことがないので、無責任な言い方になりますが、テレビのロケ系旅番組を意識つつ作ってみると面白いと思います。

ただ、YouTubeは、動画作りに手間がかかる割に、収益面ではそれほど伸びないという印象があります。

 

大当たりしたときの収益はブログの比ではなく、ものすごいようですが、当たらないときは本当にお金にならないようです。

ブログはコツコツやれば、小さいながらも収益になるのに対し、YouTubeは大きく狙っていかないと収益になりにくい気がします。

ですから、自分の趣味の範囲内で、「儲かったらラッキー」くらいの気持ちでやるといいと思います。

写真を売る

旅行中に撮影した写真を販売することもできます。

最近は、ネットの写真販売サイトが増えていますので、自分で撮影した写真を登録すればいいのです。

たとえば、PIXTAやフォトライブラリーあたりが、手軽に登録できる写真販売サイトです。

 

ただ、有名観光地はライバルも多く、無名な場所は需要が少ないという二律背反の状況があります。

そのため、ただ観光地を撮影して登録しても、大きなお金に換えるのは難しいでしょう。

アングルや撮り方など、撮影者の技量が問われます。

輸入販売

昔ながらの「旅の収益化」としては、海外雑貨などの輸入販売もあります。

昔と違って、今は、Amazon楽天ヤフオク、メルカリなど、個人でも販路を確保するのが容易になりました。そのため、輸入販売は、意外に手軽に始められます。

 

輸入販売は、国内では手に入りにくいものや、内外価格差の大きいものを狙うのが基本です。自分のよく知っているジャンルでやるのが王道です。

これも儲かると大きいですが、在庫を抱えることになるので、ブログなどに比べるとリスクがあります

また、経理処理もめんどいです。

いろいろあるけれど

これらのうち、どれが最も「儲けやすいか」は、何とも言えません。

 

私は旅行記ブログや電子書籍、旅行情報サイトなど、「文字系」のコンテンツ化を幅広く行いました。

実用に徹することで、それなりの収益にはなったと思います。

 

ただ、ネットの世界では、正直なところ、「旅」というコンテンツで稼ぐのは簡単ではありません。

プロ・アマ・企業含め、ライバルが多いからです。

無料で質の高い情報を提供している人もいっぱいいます。

 

また、旅行情報は鮮度が落ちやすく、ロングテール戦略が通じにくいという難点もあります。

ですから、旅にこだわらず、収益性の高い金融系のサイトやブログを展開した方が、お金儲けという観点では優れていると思います。この記事のテーマからは離れてしまいますが。

 

輸入販売は、私は少しチャレンジしましたが、あまり巧くいきませんでした。

これは商品選びのセンスが全てで、上手な人は旅費以上の収益を簡単に得られるそうです。

センスに自信のある人は、輸入販売にチャレンジをするのも良さそうです。