12時に出社して、16時に退社した。ええ、裁量労働ですが何か?
「裁量労働制なんて、残業代ゼロで長時間労働をさせようという仕組みじゃないのか?」
そう疑っている人も多いと思います。
それは事実だとは思いますが、そればかりではありません。
裁量労働制では勤務時間の縛りがないので、やろうと思えば自由に出社、退社ができます。
一時保育の預けと引き取りのため
今日は朝、妻が病院に行き、状況によっては夕方まで帰れません。
そのため、一時保育に私が子供を預け、引き取りに行くことにしました。
一時保育は最長6時間しか預かってくれないので、11時に預け、17時に引き取るという形にしました。
11時に預け手続きを済ませてから、会社に行くと、12時頃になります。
17時に引き取るには16時15分には会社を出なければなりません。
実質3時間半勤務
ということで、今日の私の出社時間は12時、退社時間は16時でした。4時間しか仕事してない。
その間、30分ほど食事に使いましたので、実質は3時間半ですね。
本当は、休みにしたかったのです。3時間半のために、往復1時間半の通勤時間を使うのは、時間がもったいないからです。
しかし、今日、一時保育を使ってまで、出社したのは、14時に会議があったから。
個人的にはどうでもいい会議なのですが、いちおう担当の仕事の一部なので、顔を出さないわけにはいかないという、古い企業的体質で出席しました。
1時間くらいの会議かと思っていたら、延々2時間! 集まった社員の時給を計算したら、この会議の人件費だけで4万円くらいはかかっている。まったく無駄だなあ、といつも思います。
16時に「お先でーす」
会議が終わったのが16時。
やろうと思っていた仕事が残っていましたが、そんなのやっていたらお迎えの時間に間に合わないので、全て後回しにしておきました。週明けの月曜日にやります。
「お先でーす」
と16時に高らかに宣言した私。管理職は「え?もう帰るの?」的な表情をしましたが、帰るなとは言いません。
仮に言われたとしても「ええ、裁量労働ですが何か?」とでも言えば、おしまいです。
もちろん、管理職は、さすがに帰るなとはいいませんが。
でも、裁量労働の世界でこういうことを繰り返すと、仕事を増やされるのがオチです。「君は余力がありそうだから」とかなんとか言われて、仕事の遅い人の仕事を回されるのです。
したがって、早帰りは、裁量労働のサラリーマンとしては、あまりやらないほうがいい。
仕事を増やされることに対して、従業員が抵抗する術はほとんどないからです。
ただ、私はもう、来夏で仕事を辞めることを決めているので、いろんなことが気にならなくなりました。
仕事を辞めると決めてから、本当に気が落ち着きました。
とはいうものの、それほど多くないにしろ、仕事は溜まっています。貯まった仕事が熟成してしまいそうなので、月曜日は少し踏ん張ります。