リーマンパッカーが50歳でセミリタイアを目指す

妻子ありでセミリタイア。高配当株、ETF、米国株、FXなどに投資しつつ、ネット副業で暮らすことを目標とするブログ。

会社を使う人と、会社に使われる人

会社員イメージ

サラリーマンには二つの人種がいます。

会社を使う人と、会社に使われる人です。

同じサラリーマンでも、前者は社畜ではないと思います。会社を上手に使いこなし、会社員生活をエンジョイできる人だからです。

一方、後者は社畜そのものでしょう。そして、悲しいことに、サラリーマンの圧倒的多数が、後者ではないかと思います。

「会社を使う」人とは?

では、「会社を使う人」というのは、どんな人でしょうか。

・社費留学制度で海外に留学する人。 ・経費を使いまくって飲み歩いたりする人。 ・会社の名前を使って外部から特別待遇を受けたりする人。 ・自分が面白いと思ったプロジェクトを立ち上げて、自分が楽しみながら仕事にしてしまうような人。

こんな感じかな。

こういう人は実際にいて、「あれは会社のためではなくて、自分のためにやっているよな」と明らかなことに、会社の費用や、会社での勤務時間を使い、会社から給料をもらっているのです。

 

たとえば、私の会社のある先輩社員は、ワールドカップを見たいがために、無理矢理ワールドカップと関連するようなプロジェクトを立ち上げて、ブラジルまで出張として社費で観戦にいきました。

「自分の趣味を仕事に持ち込んでいるなあ」と思う一方で、強い情熱で仕事に打ち込んで、ワールドカップを見に行ってしまうのですから、すごいなと思います。

そんな自己利益丸出しのプロジェクトを会社に認めさせる点がすごい。

 

実際のところ、そういうことを実現できる人は、たいてい有能です。

ですから、見ていて怒りが湧いたりすることはありません。

多少の嫉妬は覚えますが、仕事のできる人は、モラルハザードさえなければ、民間企業では何やっても許されると思います。

 

なかには、たいして仕事ができないのに、上司に巧く取り入ったり、政治力を発揮して、自分のメリットになるように会社を利用する人もいます。

とはいえ、そういう人は、会社を使う人である一方、会社(上司)に使われている部分も大きいので、それはそれで大変だなあ、と思います。

ただ、政治力の強い人は、難しい社内の人間関係のなかで、上司に使われることにヨロコビを感じている部分もありそうです。

となると、やっぱり、ある意味、楽しみながら会社を上手に使っているのではないか、とも思うわけです。

 

会社の福利厚生を使いまくっている人もいます。

社宅に住み、昼は社員食堂で食事をし、法人会員でジムに通いつめ、会社の補助で英会話教室に行き、休暇となれば会社の保養所に泊まるような人です。

こういう人も、会社を使っているといえなくもないですが、ちょっと違うかな。

会社の福利厚生を使いこなしているにすぎない。

 

やっぱり、会社を使う人というのは、

 

自己の利益を、会社の仕事を通じて実現し、会社の利益にもしてしまう人

 

だと思います。こういうことができる人は、あんまりいません。

 

出世とはあまり関係ありません。

会社に使われながら出世していく人も大勢いますし、出世せずに会社を上手に使っている人もいます。

 

「会社に使われる人」とは?

大多数のサラリーマンは、会社に使われる一方でしょう。

こんな感じでしょうか。

・社費留学に申し込んでも通らない人。 ・経費を使える役回りになれない人。 ・外部で特別待遇を受けられるような仕事がない人。 ・上司に命じられたつまらない仕事をこなしている人。

自分自身を振り返ってみても、会社に使われる種族のサラリーマンだったと思います

 

会社を使いこなすには、仕事において高い能力と、ある程度の政治力が必要なのですが、私にはどちらも欠けているので、仕方ありません。うむ。

 

そういう人は、がんばって「会社を使いこなす人」になろうとしないほうがハッピーだと思います。

会社に全知全能を傾けるのをやめて、副業をしたり、休暇を取ったりして、会社以外の人生をエンジョイする方向で生きていくのがいいと思います。

そして早めに会社を卒業して、セミリタイアしましょう。