自分は本当に仕事を辞めるのか、という恐怖
自分は本当に仕事を辞めるのか。会社員を辞めてしまうのか。
という恐怖を、最近感じることがあります。
むろん、「あと●ヶ月だ」という気持ちのほうが強いのですが、ワクワクした気持ちばかりに包まれて暮らしているわけではありません。
ふとした瞬間に「本当に仕事を辞めてしまうのか、大丈夫なのか」という恐怖に襲われます。
不安要素をあげればキリがない
計算上は、資産を食いつぶしても70歳までは十分保ちます。
しかし、それは「資産を食いつぶす」という、あまりよろしくない仮定に基づいています。
実際の腹づもりは、ウェブサイト運営による収入で基礎収支を均衡させ、株式の運用益を貯蓄やレジャーに回すことを計画しており、資産は食いつぶさないつもりです。
ここ数年間の実績からすれば、ウェブ収入だけで食っていくことは可能です。
専業になれば、収入増すら期待できそうです。
しかし、ウェブサイト運営は水物です。
過去の実績は過去の話にすぎず、将来を保障してくれるものではありません。
ブラウザの広告ブロック機能の普及や、一定しない検索順位など、不安要素を挙げればキリがありません。
株式投資も最近は絶好調ですが、いつ大暴落が来るかわかりません。
ためらいがないといえばウソになる
仮に収入面の問題がなかったとしても、
会社員という安定感のある立場を捨ててしまうこと
に、ためらいがないといえばウソになります。
また、一緒に働いている同僚ともお別れになります。
八割方の同僚はお別れ上等ですが、そうでない人だってやっぱりいます。でも、会社を辞めたら、ほとんどの人との付き合いがなくなるでしょう。
退職後も連絡を取り合う人など、たぶん1人か2人程度です。勤務先に真の友人など、私には存在しません。
自分は何をしようとしているのか
社会的に安定した立場を捨て、これまで築き上げてきた人間関係を捨て、自分は何をしようとしているのか。
自分の求める「自由」は、そんなに価値のあるものなのか。
自問してしまいます。
そんなら辞めなければいいじゃん
という読者の声も聞こえてきそうです。まったくその通り。
でも、もう50歳間近まで来てしまいました。今ここで辞めなければ、それはそれで後悔しそうです。
冷静に考えれば、もうそれなりに十分なお金はあるのです。
私は何を怖がっているのでしょうか。
自分のことながら、不思議です。