生命保険は要らない。医療保険なら県民共済で十分
私は生命保険に一度も加入せずに、40代も後半を迎えました。
そう言うと驚かれることも多いです。でも、私から見れば、なんでそんなにみんな、生保に入っているのか、私のほうが驚きです。
独身で生命保険に入る必要性は?
たとえば20代で結婚して子どもが生まれたのなら、生命保険が必要な理由もわかります。
若いときは蓄えが乏しいでしょうから、自分に万一があったとき、子どもが路頭に迷わないようにするために、生命保険が必要なのでしょう。
でも、独身で生命保険に加入している人の意味がわかりませんでした。
しかも、月1,000円とか2,000円とかならまだしも、月1万円とか2万円のものに入っているのです。
仮に自分が死んだとして、親に保険金が入ってどうするのかと。
保険は貯蓄代わりなの?
「保険は貯蓄代わりなんだよ」という人もいます。
けれど、その意味も私にはわかりません。
一部の保険に貯蓄的な役割があることは知っています。
でも、自分で運用するのに比べると不利ですし、銀行預金と違って好きなときに好きなことに使えません。
自分の将来の給与の一部を数十年にわたって資金拘束されるようなものです。
「社会人は保険に入るもの」という慣習
「病気になって就業不能になった時のために入った」という人もいます。
医療保険です。
病気や大けがに備えて、掛け捨ての医療保険に入ることは、理解できなくもありません。
とはいえ、実際には、健康保険の高額療養費制度があるので、追加の医療保険などほとんど要らないと思います。
高額療養費制度のおかげで、保険診療を受けている限り、どんな病気や怪我でも月々の支払いは10万円程度で済むからです。
そうしたことをきちんと計算した上で保険に入っている人は、私の周囲を見渡す限りほとんどいなかったと思います。
「きちんとした社会人は生命保険に加入するものだ」という、不思議な慣習にとらわれている人が多いように思えました。
県民共済と高額療養費制度で心配なし
それでもどうしても、というのなら、都道府県民共済(県民共済)で十分だと思います。
県民共済の入院保障なら月2,000円の掛け金で、入院1日当たり10,000円を、ケガは184日分、病気は124日分保障してくれます。高度医療保障もあります。
割戻金があるので、実際には3割くらいお金が返ってきます。つまり実質月1,400円程度です。このくらいなら、まあ払ってもいいかな、と思えます。
実際、私は都民共済に加入しています。
県民共済と高額療養費制度を組み合わせれば、けがや病気になったときのお金の心配はほとんど要らないでしょう。
大手生保だと、同程度の保障でも保険料がだいぶ高いです。
間違っても、ほ○んの窓口とか行って相談してはいけません。
アフィリエイトてんこ盛りの保険比較サイトも信用しない方がいいでしょう。