「プライベートカンパニー」の決算書
私はプライベートカンパニーを持っています。文字通り自分の会社です。5月末決算なので、これから決算書を作らなければなりません。
副収入を貯める会社
プライベートカンパニーについては、こちらで書きました。
自分の副収入を貯めて、資産を管理する目的で作った会社です。
副収入を自分の収入にしてしまうと、私個人の所得税率が上がるため、会社に副業ばれしてしまう要因にもなりかねません。
副収入を法人の収入にすれば、そうしたリスクはなくなりますし、何より節税になります。
5月決算の理由
プライベートカンパニーの決算月を5月にしたのは、税理士の手が空いているタイミングだからです。個人の確定申告は12月決算、企業は3月決算が主ですから、税理士は1月~5月頃までが多忙です。
6月を過ぎると、税理士はヒマになります。ですので、5月決算は税理士に安く頼めるというメリットがあります。実際、私が依頼した税理士は、やや安めの価格での依頼なのに、二つ返事で引き受けてくれました。
5月決算なら、夏休み前に決算書の作成と、申告・納税までが終了するので、その点でもいいタイミングです。
個人としても、確定申告が3月にあるので、一段落した6~7月に決算の作業ができるほうが好都合です。実際、最初の2期は税理士に頼まず自分で決算を組んでみましたが、この時期でなければムリでした。
決算書を作るのは勉強になる
決算書を組む作業は、実に勉強になります。
会社を経営するには、いろんな手続きをしなければならないのですが、決算はその象徴みたいなものです。とんでもなく手間がかかることが実感できます。
決算に関わる手続きを学び、納税まで自ら行うことで、勤務先のバックヤードの仕事の意味を理解しやすくなりますし、経営陣の大変さも少しは想像できるようになります。その意味で、プライベートカンパニーを持つことは、サラリーマン業にもプラスになると思います。
また、経営者の立場で決算書を見ることが出来るようになりますので、投資にもプラスになります。
ですので、当面セミリタイアする予定のない人も、副収入があるのなら、自分の法人を作っておくことをおすすめします。
心の拠り所になる
偉そうなことを書きましたが、最近は、日々の仕訳も、決算の作業も、税理士に丸投げです。
我が社(本当の意味での我が社)の昨年度決算書作成はこれからですが、見通しとしては前年をわずかに上回る利益を確保できそうです。
セミリタイア後は、このプライベートカンパニーが、自分にとっての貴重な収入源になり、心の拠り所にもなります。
なんとか、大崩れせずに、次年度以降も一定の収益を得られるようにしなければなりません。