「セミリタイアにいくら必要か」わかる公式
いくらあればセミリタイアできるか、というのは、永遠のテーマです。
私が一つの基準としてきたのが、3億円です。
3億円というのは、日本の大卒の平均的な生涯賃金です(2億8650万円)。
生涯賃金と同額の現金が手元にあれば、安心してセミリタイアできますよね、という話です。
億り人の3倍
と、いうのは簡単ですが、3億円なんて、そう簡単に貯まりません。
なんといっても、「億り人」の3倍です。
私は1等6億円のtotoBIGを買い続けてきましたが、それも「6億円あれば一発セミリタイア」できるからです。
1等が1億円の宝くじでは意味がない。
3億円以上が必要なのです。
しかし、BIGは相当買いましたが、ついに当たりませんでした。
運用や副業をどう工夫しても、いまだに3億円には届いていません。
労働年数分を差し引く
ここで考え方を変えてみます。
3億円は「生涯賃金」です。
つまり、22歳から60歳まで、38年間働いて得られる金額です。
私はすでに25年間働いていますから、25/38で、65%の期間分の労働を終えました。
おおざっぱにいって3分の2です。
つまり生涯賃金でいえば、2億円分に相当する労働は終わらせたことになります。
となると、あと1億円でいいわけです。
安心してセミリタイアできる貯蓄額の公式
これを簡単な公式にしてみましょう。
大卒男子なら、以下の公式で、あなたが安心してセミリタイアできる金額が求められます。
安心してセミリタイアできる貯蓄額をXとした場合
X=3億円-(3億円×勤続年数/38)
高卒男子の場合は、労働期間が42年、平均生涯賃金が約2億4000万円なので、おおざっぱに2.5億円とすれば以下のようになります。
X=2.5億円-(2.5億円×勤続年数/42)
ちなみに、女子の平均生涯賃金は、大卒2.4億円、高卒1.8億円です。
現実問題として、男子と女子、大卒と高卒を分ける意味はあまりありません。
家族がいる人はXを多めにして計算し、おひとりさまはXを少なめにして計算すればいいのではないでしょうか。
ちなみに、これは「安心してセミリタイアできる金額」です。
これより少なくたって、セミリタイアできますよ。念のため。
ということで、この本読んで勉強しました。