リーマンパッカーが50歳でセミリタイアを目指す

妻子ありでセミリタイア。高配当株、ETF、米国株、FXなどに投資しつつ、ネット副業で暮らすことを目標とするブログ。

30代でやっておけばよかったこと

イメージ写真

私は、30代で世界一周をするつもりでした。しかし、会社を辞めるタイミングを逸し、世界一周の夢は実現していません。

これは、私の人生の最大の誤算です。

「当然いつか世界一周するもの」と思い込んでいた人生の計画が、まさか48歳で実現していないとは……。

30代は人生の黄金期

私は30代はずっとサラリーマンでした。

振り返ってみれば、30代は人生の黄金期だと思います。20代よりも30代が、心身、経済面でバランスが取れている時期だからです。

それをサラリーマンで過ごしてしまったことには、少し後悔があります。

世界一周と留学を考えていた

私は、22歳で就職し、1度の転職を経て、いま勤めている会社に就職しました。

いまの会社に入ったときも、長く勤める気はなく、30歳頃に退職し、バックパッカーで1~2年かけて世界一周をし、その後1年くらい英語圏で留学をするつもりでした。

 

退職→世界一周→留学

 

これが、20代に思い浮かべていた、30代前半のライフプランでした。

留学から帰国した後のプランはありませんでしたが、法律の資格を取得するか、再就職するか、事業でも始めようと思っていました。

気づけば35歳に

ところが、30歳になる少し前に人事異動があり、なかなか興味深い部署へ転属されました。

その部署の仕事はおもしろく、私は会社人生でいちばん充実した時期を過ごしました。気づけば35歳になっていました。

35歳で別の部署に異動となり、充実した時代は終わりました。

 

辞めるタイミングがあったとすればそのときでした。 実際、私は退社を検討しました。しかし、35歳から世界一周して語学留学などしていたら、あっという間に40歳になってしまいます。

40歳では再就職のチャンスは限られますし、資格取得にも遅いです。

 

30歳と35歳では、見える景色が異なることに、私は気づいたのです。

 

要は、辞めるタイミングを逸したのです。

結局、そのまま会社に居続けました。

 

もし、30代前半に仕事に不満があれば、私は会社を辞めて、夢を実現し、今とは全く違った人生を歩んでいたと思います。

いまにして思えば、あの人事異動が、私の人生の最大の転機でした。

バックパックの世界一周はもう無理

振り返ってみると、30歳で会社を辞めて、世界一周をしておけばよかったと思います。留学も、できればやりたかったです。

留学はまだこれからもできるかもしれません。

しかし、バックパックを背負っての世界一周は、体力的に、もう無理そうなので、それは本当に残念です。

 

40代後半になってみて思うのは、バックパックを担いでの旅行が、想像以上にしんどくなってきた、ということ。

東南アジアくらいなら、なんとでもなるでしょうが、ブラックアフリカ中南米など、ちょっとハードなエリアは、もう無理です。

 

いまできるとすれば、世界一周航空券を使った、飛び飛びの世界一周程度でしょう。

そもそも、家庭を持ってしまった以上、1年程度はかかるバックパッカーの世界一周など、もう無理です。

世界情勢も変わった

世界情勢も変わりました。

1990年代後半は世界的に安定していて、比較的自由に安全に海外自由旅行ができたのですが、2000年のイラク戦争以降、状況は変わりました。

テロや戦争があちこちで起き、とくにイスラム圏では行けないエリアが増えました。

 

あの自由に旅ができた時代に、もっと自由に旅をしておけばよかったと、それも後悔です。

サラリーマンにしては、海外旅行をしてきたほうだとは思いますが、世界には、まだ行きたい場所がたくさんあるのです。

資産は充実したけれど

30代をサラリーマンで過ごしたおかげで、資産は充実しました。

当時から積極的に投資をしたおかげで、いまの資産があります。

それが、48歳でのセミリタイアにつながっているわけです。

 

仮に30歳で会社を辞めて、35歳で再就職していたら、資産はその時点でゼロだったでしょう。

となると、48歳でのセミリタイアは、たぶん実現していないと思います。

その点では、30代をサラリーマンで過ごしてよかった、といえなくもありません。

30代は40代より貴重

しかし、この年齢になって思うのは、30代前半の5年間は、40代の10年間よりも貴重である、ということ。

50代60代の20年間より貴重かもしれません。

だから、48歳でセミリタイアするよりも、やっぱり30歳で会社辞めときゃよかった。

そしたら、貧乏な48歳だったかも知れませんが、それはそれでなんとかなっただろう、と思います。

 

私は、今の境遇が不幸せというわけではありません。経済的にも、家庭的にも、恵まれた状態だとは思います。

仕事を続けてきたことで、得られた充実感や満足感もあります。

ですから、30代で会社を辞めなかったことが、大きな後悔というほどではありません。

それでも、「違った人生」に思いを馳せてしまうのです。

 

このブログを読んでくださっている方で、30代で退職を検討しているみなさんが、もしいたら。

「決断」した方が、人生の後悔は少ないと思います。

マジで。