リーマンパッカーが50歳でセミリタイアを目指す

妻子ありでセミリタイア。高配当株、ETF、米国株、FXなどに投資しつつ、ネット副業で暮らすことを目標とするブログ。

サッポロビールが株主優待拡充でビール増量!

私はサッポロビールが大好きです。

いちばん飲むのはヱビスビール

サッポロクラシックもいいですね。東京ではあまり売っていませんが。

そんなサッポロHDが株主優待拡充です。

株主優待拡充

北海道が大地震に見舞われた2018年9月6日、サッポロホールディングスがひっそりとプレスリリースを発表しました。

 

株主優待制度の変更に関するお知らせ」と題するプレスリリースには、3年以上の長期保有株主に対して、優待を拡充する旨が書かれています。

 

100株以上200株未満の、これまでの株主優待は以下の通りです(下記のうち1つを選択)。

・ ビール詰め合わせセット(350ml 缶×4本) ・ 食品・飲料水詰め合わせセット(1,000 円相当) ・ 社会貢献活動への寄付(1,000 円)

今後は、3年以上の長期保有株主に限り、以下のような株主優待となります。

・ ビール詰め合わせセット(350ml 缶×6本) ・ 食品・ 飲料水詰め合わせセット(1,500 円相当) ・ サッポログループネットショップ限定 EC クーポン(1,500 円) ・ 社会貢献活動への寄付(1,000 円)

 

要するに、これまでは1,000円相当の株主優待だったのが、3年以上の長期ホルダーは1,500円相当になる、ということです。

配当+優待利回りは2%強

サッポロビールの株価は、北海道地震による下落を受け、9月6日終値で2,254円。

予想配当は40円で、配当利回り1.77%です。

 

株主優待として、現在は100株につき、1,000円分の自社商品が送られます。優待利回りは0.44%です。

あわせて、配当+優待利回りは2.21%となります。

 

3年以上保有して、自社商品を1,500円分として計算すると、優待利回りは0.66%。

あわせて、配当+優待利回りは2.43%です。

 

いずれにしろ、利回りが低すぎて、高配当株投資の観点からは購入できません。

チャート的にも、ピークを付けて下落トレンドですね。

 

サッポロHD株価

 

収益源は不動産業

東洋経済新報8月31日付には、こんな記事が載っていました。

https://toyokeizai.net/articles/-/235607

苦戦したのは、グループ全体の売上高の約半分を占める国内酒類事業だ。セグメント損益は23億円の赤字(前年同期は6億円の黒字)。主力の高価格ビール「ヱビス」の販売減が響いた。 サッポロホールディングスは、本社が位置している「恵比寿ガーデンプレイス」(東京都渋谷区)や銀座4丁目の交差点に面する「GINZA PLACE」(同中央区)など、都内の一等地に不動産を保有。現在は両施設ともに稼働率は100%に近く、安定したテナント収入を得ている。 売上高に占める比率は数パーセントにすぎないが、2017年度にグループ全体の営業利益128億円のうち、103億円を稼ぎ出した(全社費用は考慮せず)。 同業他社からは、こうした収益構造から「『サッポロビール』ではなく『サッポロビル』」と揶揄されることもあるほど。サッポロ社員が自虐的に自らそう呼ぶようなことも度々ある。

要するに、サッポロビールは本業であるビール事業の苦戦が深刻で、収益源は不動産

本業不振なのです。

応援するならビールを買おう

株価はじり貧で、業績的に上向く要因が見当たらない状況での、株主優待拡充。

 

となると、株主優待拡充は、株価下落対策とみなさざるを得ません。

これでは、いくらサッポロビールファンの私でも、株を買う気になりません。

 

今後、株がどんどん下がって、利回りが上がったとしても、配当も下がりそうだし、やっぱり買えないかなあ。

 

北海道地震が起きたタイミングですし、サッポロビールはぜひ応援したいところですが、投資という観点では無理です。

コンビニでヱビスビール黒ラベルでも買って、サッポロHDと北海道を応援することにします。