リーマンパッカーが50歳でセミリタイアを目指す

妻子ありでセミリタイア。高配当株、ETF、米国株、FXなどに投資しつつ、ネット副業で暮らすことを目標とするブログ。

30代までにインプットし、40代からはアウトプットで暮らす

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人間の学習能力は、歳を取るごとに落ちていきます。

個人差はあるでしょうが、たとえば試験勉強に適しているのは20代くらいまでで、30代以降はだんだん学習能力が落ちていきます。

そう考えると、勉強は30代までに済ませておき、40代はそれまでに獲得した知識をアウトプットしていくことで生きていくのが適切でしょう。

勉強は30代までに済ませる

インプットは30代まで、40代からはアウトプットで」という考え方を知ったのは30代前半だと思います。

 

たとえば英語を勉強するにしても、30代までに本気でやれば、40代以降に勉強するよりも早く身につきます。

おまけに、30代に英語を身につけておけば、人生80年として、40~50年は英語を使って生活できます。

しかし、50代や60代で英語の勉強を始めると、身につけるのに苦労する上に、マスターしたとしても使えるのは10~20年に過ぎません。

「同じ英語を身につける」というタスクに挑むなら、どう考えても若いときに達成した方がメリットが大きいです。

馬鹿な私は気づかずに

これはきわめて当たり前のことで、だからこそ、世の中では10代と20代に小中高大と学校を用意し、若者に勉強を促しているのでしょう。

 

勉強は若いうちにするに限ります。

 

しかし、馬鹿な私は、そんなことに気づかずに、「いつか英語をマスターできればいいな」なんて長閑な気持ちで20代までを過ごしてしまいました。

もちろん、そんな心意気ではいつまで経っても英語が身につくわけはありません。

そんなとき、「インプットは30代まで、40代からはアウトプットで」という考え方を知ったのです。

30代に英語と法律の勉強

それから、英語の勉強のギアを上げました。

語学学校に週2日通いながら、2週間の夏休みを取り、イギリスの語学学校のサマースクールに行きました。2年くらいかけて、やっと英語で商談くらいはできるようになりました。

思い返せば、大学生のころに、これをやっておけばよかった

 

30代前半には、法律の勉強もしました。

私は法学部出身ですが、在学中はあまり勉強熱心ではなく、おまけに国際法という、外交官以外に何の役にも立たないものを専攻してしまいました。

そのため、実務的な法学とは無縁で生きていたのですが、私が30代のころに司法制度改革で法科大学院が開かれたのをきっかけに、勉強をし直しました。

法律家への道も頭の片隅に出てきて、仕事をしながら法律の教科書を読みなおしたのです。

 

結局、法科大学院の制度が残念過ぎることがわかり、その道はあきらめ、法律家になる気持ちもなくなりました。

しかし、法律の勉強はしておいてよかったと思います。

細かい条文を覚えていなくても、基本的な考え方を知っているだけで有利になる局面はたくさんあります。

バックパッカーもインプット

30代までに身につけた勉強面での「インプット」を振り返ってみると、英語と法律以外にたいしたものはありません。

本業のサラリーマンの仕事では、もちろんそれなりの蓄積はありますが、その多くは社内技能であって、社外ではあまり通用しません。

 

ただ、勉強とは違いますが、海外バックパッカー経験は貴重なインプットでした。

私はスポーツはあまりやりませんが、スポーツマンなら、打ち込んだスポーツこそが貴重なインプットでしょう。勉強だけがインプットではありません。

要は、勉強であれ、スポーツであれ、趣味であれ、30代までに武器となる技能を自分にインプットしておくことが大切なのです。

大学時代にもっとインプットしておけば

40代を迎え、インプットしてきた本業の仕事の能力や、英語、法律知識を組み合わせることで、会社員として仕事の幅を広げて生きてきました。

バックパッカー経歴も、ネタとしては役立ちますし、外国人と話をするときの端緒にもなります。

つまり、30代までのインプットを、40代以降にアウトプットして、なんとか生きているというのが今の私です。

 

思い返せば、大学に入った18歳から30歳くらいまで遊び暮らしていたので、あの頃にもう少しインプットしておけば、もっといろんな道が拓けた、という後悔も多少あります。

とくに20代前半ですね。この時期に、もう少し幅広くインプットしておけばよかったと思います。

こういう話をリアルですると、「若いうちに勉強しとけ」という年寄りの説教になってしまうので、しないようにしていますが。

副業もアウトプット

私はサイトの運営をして副業収入を得ていますが、これも過去の蓄積をアウトプットしています。

英語や法律と行ったわかりやすいアウトプットではありませんが、結局は、これまでに獲得してきた自分の能力を、うまく加工することで収益を得ています。

 

投資の成功や失敗もインプットといえます。

実際にお金を損しないと学べないことはたくさんあります。

それが、インデックス投資や高配当株投資という形で結実しているのです。

 

50代を迎える自分が、これから大きなインプットをすることは無理でしょう。

 

となると、48年の人生を振り返り、役に立つインプットが自分の体内に他に埋もれていないか、探してみることが大事になると思います。

自分で気づいていない、自分の能力って、きっとあると思います。

いわば、自分のインプットの棚卸しです。

 

棚卸しして出てきた自分の能力をアウトプットして、お金に換えたり、社会の役に立てられないか。

それができれば、セミリタイア人生が、より充実するのではないかと、楽しみです。