退職の決意が揺るがなくなるまで5年かかった
私が最初に退職を現実的に考えてから、5年ほど経ちます。
これだけ時間が経つと、退職のイメージが熟成されてきて、いよいよ「本当に辞める」ことに関して腹が据わってきました。
時間とともに迷いは減り、資産は増え、決意は確固たるものになりつつあります。
迷いは残っていた
私は昨年秋に「会社を辞める」と最終決断したのですが、正直なところ、まだ迷いが残っていました。
その気持ちを率直に書いています。
で、別の事情からですが、結局、1年退職を先延ばしにしました。
本来なら、2018年8月末を以て退職する心づもりでしたが、それを1年先延ばしにしたのです。
そして2018年9月になり「本来なら辞めていた時期」にさしかかりました。延長戦みたいなものです。
延長戦に入って心の奥から湧き起こるのは、「来年は絶対に辞める」という気持ちです。
あと1年サラリーマンを続けることで、経済的にはかなり盤石になるという計算も立っています。
それもあり、「よく考えたら、もう会社にいる必要なんて全くない」という確信が芽生えてきました。
1年延ばしにしてきた
私が、「退職しよう」と現実的に考え始めたのは、5年ほど前からです。
それより前から、「早めにセミリタイアしたい」という気持ちはありましたが、まだ現実感がありませんでした。
5年前くらいから、退職を現実の課題として検討しはじめたのです。
それを1年延ばしにしてきました。
1年延ばしにしてきた理由は、そのときどきでありました。
お金がまだ少し足りないとか、子どもが生まれたとか、この大仕事を終わらせてからとか、そういうものです。
正直なところ、会社を辞めることに関する不安から逃れきれなかった、という部分もあります。
でも、ようやく気持ちの整理が付いてきました。
セミリタイアを検討し始めてから実際に辞めるまで、心の準備が整うのに私の場合は5年程度かかった、ということです。
人生の残り時間への切迫感
人生の残り時間の少なさに焦りを覚えてきた、という部分もあります。
私も来年は50歳。信じられない年齢です。
少年時代、いつか宇宙旅行に出たいという夢を持っていましたが、もうこの年齢からでは、宇宙旅行なんて絶対無理というのが現実です。
そのくらい、人生の先が見える年齢になってしまいました。
「人生の残り時間」について、40代前半に感じていたときよりも切迫感が出てきたわけです。
日常生活のなかでも、体力面で「若くはない」と痛感することが増えてきました。
でも、今日は明日より若いというのも事実です。
少しでも若く体力のあるうちに、やりたいことをやってしまわねば、と心せかされるのです。
来年の退職を延期することは、もうないでしょう。
退職の検討開始から5年を経て、ようやく、決意が揺るぎなくなりました。
わくわくしてきた
時間がかかりましたが、仕方ありません。
なにしろ「セミリタイア」ですからね。
人生の大きな部分を占める「仕事」に最終決着を付けるのです。
ある程度、決意を熟成させる時間が必要だったのでしょう。
いま、退職後に何をするか、計画を練り始めています。
わくわくしますね。